生徒が音大に合格しました! | ドイツ,ピアノ日和

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昨日、ピアノのレッスン生、Cさんから、

無事音大受験で合格したとの連絡がありました。


「一校目の受験、受かりました~!

レッスン本当にありがとうございます!」

とのメールでした。


Lübeck音大の、中学、高校の音楽教師課程に

おいて、席をいただいたのだそうです。


素晴らしーい。(≧▽≦)



半年前に趣味でレッスンを始めたCさんは、

大柄で優しく、朗らかな人柄の、ドイツ人女性。

この州にある、総合大学、情報工科学課程に

入学したばかりの方でした。


この州の大学は、この情報工科が全国的に、

世界的にも有名らしく、情報工科学ぶならここ、


といった形で、優秀な方々が学びにきてらっしゃるようです。


Cさんは、そこで勉強を始められるほど、頭もよい方なのでしょう。


お母様は、音大卒業後更に医大進学し、


今は医学とフルートの先生もかけもちしてらっしゃるとか。

お父様もお医者様とのこと。


遺伝なのか、なんでもできる才能の持ち主のよう。


レッスンに持ってくる曲は、音大生並。

譜読みも速い、そして、

音楽的なアドバイスもどんどん呑みこむタイプ。


数か月であっという間に更に上達。


突然、今年3月に入って、


「やはり音楽の先生になりたい、音楽はすごく楽しいし、教えるのが好きだし。

今している勉強は違う気がする。」


と進路変更を希望されて、三か月で試験曲を準備。


音楽的なアイデア、テクニックの問題など色々山積みで

、最後の数週間は、週3時間レッスンで追い込み。

間際になっての詰め込みレッスンでしたが、


どんどん問題クリアして上達。

見事一校目、リューベック音大はパス!


教えている私も、私の指導効果に驚きつつ、

彼女の才能、上達ぶりにすごいな!の一言。





どんどん吸収してくれるので、彼女のレッスンは

本当に楽しくて、時間が経つのがあっという間。


試験曲には、自分で、この曲を弾きたい、と何曲か候補を持ってこられました。


バッハ イタリアンコンチェルト
ベートーベン ソナタ 悲愴

ウ''ィラ ロボス  一曲

ショパン エチュード 25・1

ブルガリアンダンス 作曲者が分からない・・。

ピアソラ 

などなど・・。


私の意見として、

バッハ、ベートーベン、ウ''ィラロボス を

薦めて、練習して試験準備することにしました。


以前ついていた先生が、ウ''ィラロボスを練習させてくれていたことに感謝。

バッハ、ベートーベンはレッスンに時間がかかりましたが、

とても上達しました。




生徒が、みるみると問題克服、

吸収して、上達する様子を見ることのできる感動は、ひとしおです。


レッスンでの私は、

芸術は素晴しい~!情熱一筋で、踊るわ歌うわなど、

テンション高い、一見、(多分)変な先生かもしれませんが、汗

想いが伝わったなら、本当に嬉しいです。アップ


こう見えても、一応音大の個人レッスン指導のクラスでは、

先生、同僚さんからも、芸術指導面で

素晴らしいレッスン、言うことなし~、

とのお墨付きをいただいているのです。

自分ではこんなに変でいいのかと思うこともあったのですが、

大丈夫なのだと思います。

今回の生徒の結果で、自分の音楽性や指導方、

曲の解釈にも、以前より自信が持てるようになりました!


これまで音大受験やコンクールなど、アシスト的に教授や

個人のお手伝いをして

合格された音大生の方も何人かいらっしゃいますが、

ここまでみっちり一人でレッスンして、合格に導いた、

育てた感のある生徒は今のところ初めて。


しかも、純正ドイツ人、ドイツ音大!



嘘でしょ~!?

と驚いているのは生徒より多分私かも・・。


彼女が私を信頼してくれたことに、心から感謝。


音楽が好き、教えるのが好き!の情熱で、彼女も、

これから勉強して、先生になって、また

その情熱を、愛や演奏、授業で伝える先生になってくれるのかな・・・・。


そんな姿を想像すると、本当にわくわく。o(^^o)(o^^)o


留学した当初は、まさか自分がドイツ人と結婚して、

ドイツ人の子供や大人のピアノレッスンし、

まさか受験のお手伝いをすることになるとは夢にも思っていませんでした。

人生、本当に、何が起こるか分かりません。



今週末は、また6人の生徒達で、音楽教室の大きめレッスン室にて発表会します。

コンクール準備中の子供ちゃん、自作の曲を発表してくれる小学生、

忙しい中学生、大人の生徒さんも参加、Cさんも弾いてくださるらしく、人数は少ないけれど、

ボリュームあるプログラム、盛りだくさんになりそう。


親御さんや生徒の友人、新しく入会したいというロシア人の生徒がいて親御さんと

聞きにこられたりと、気は抜けません。


弾いてくれるのは、時には私に厳しく怒られて涙を流したり、喧嘩もしたり、

それでもなにくそとついてきてくれている生徒達。


最低3年から5年ほど見ている生徒が中心で、

それぞれの生徒と、色々あったなあ・・と感慨深く。


感動して泣いてしまうかも・。

生徒のレッスンは時に本当に大変ですが、素敵な感動をくれる生徒達に心から感謝です。


自分の練習が大変ですが、先生も頑張ろうと思います。